新潟大学医歯学総合病院 輸血・再生・細胞治療センター

センターについて

私たちは、院内の細胞治療に不可欠な「細胞調製」のプロセスを一元管理しています。

輸血・再生・細胞治療センターでは院内で使用される輸血療法や造血幹細胞、再生医療等製品などの全ての細胞製剤について中央一元管理を行っています。輸血療法における血液製剤の厳密な管理は勿論、造血幹細胞の採取や保管、再生医療等製品の発注から使用記録の管理など、院内の細胞治療は全てが輸血・再生・細胞治療センターがサポートし、細胞療法の拠点となっています。一元管理を行うことで細胞調製に関する高い知識や経験を得ることが可能となり、再生医療新法をはじめとした各種法令に準拠した発展的な治療の提供を可能にしています。

「再生医療新法」に基づいた、安全で質の高い医療技術の提供へ

平成26年に再生医療等安全性確保法および改正薬機法からなる再生医療新法が制定され、細胞治療のルール作りがなされたことにより日本国内における細胞治療を取り巻く環境は大きく変容を遂げ、細胞治療の適応範囲は急速な拡大を続けています。

当院においても輸血製剤、造血幹細胞、第二種、三種再生医療等製品に加えて製薬企業から出荷される再生医療等製品(薬剤)、再生医療等製品(医療材料)、治験の細胞製品などの細胞製品を取り扱う必要性が生じており、製品が複雑多様化しています。

これらの変化にダイナミックに対応するために新潟大学医歯学総合病院では「細胞治療の一元化」を掲げ、輸血・再生・細胞治療センター(旧:生命科学医療センター 輸血・再生医療部門)をすべての細胞治療の窓口とする体制を構築しました。

当センターは、大学病院としては日本で5番目(昭和43年10月)に設立された新潟大学医学部附属病院 輸血部を起源としており、約半世紀という国内屈指の歴史を有します。この長い歴史の中で培われた細胞治療・調製の技術をもとに時代のニーズに即した最善の細胞治療が提供できますよう日々、研鑽を積んでおります。

我々、輸血・再生・細胞治療センターでは、安全で質の高い細胞医療を提供すると共に、時代のニーズにマッチした細胞治療技術の提供を行っていく所存です。

スタッフ 

 

  部長 南野 徹                 副部長 牛木隆志

        

輸血・再生・細胞治療センターの構成

輸血・再生・細胞治療センター

日本赤十字社の血液製剤の発注と受け渡し、輸血の諸検査、自己血の採血と保存、アルブミン製剤の管理などを行っています。
 

CPC(セル・プロセッシングセンター)

臨床培養士2名が在籍し、再生医療等製品、治験製剤の取り扱いを担当しています。主に、再生医療製品の調製・管理、再生医療製品の治験・製造販売後調査のサポート等を行っています。

沿革

昭和41年 新潟大学医学部附属病院にて輸血部設置委員会が発足
昭和43年 新潟大学医学部附属病院 輸血部発足
昭和63年 第36回日本輸血学会総会主催(小島健一会長)
平成14年 24時間の輸血供給体制の開始
平成15年 生命科学医療センター設置
平成16年 生命科学医療センター 移植再生医療部門への改組・移行
平成18年 セルプロセッシングセンター(CPC)の設置
平成19年 細胞治療、再生医療に特化した部門として輸血・細胞治療部門への改組・移行
平成21年 日本海側初の高次救命災害治療センターを当院に設置。ドクターヘリなどの救急医療体制にも対応すべく、院内の24時間輸血検査体制を整備
平成24-25年 ヒト幹細胞を用いる臨床研究のプロジェクト(3種) 厚労省の承認を受け、提供開始
・培養骨膜移植による歯周病治療
・インプラント前治療としての骨再生
・培養赤芽球の移植による下腿血管再生
平成26年 再生医療新法施行
ヒト幹細胞を用いる臨床研究に関する指針の廃止
平成27年 ヒト幹プロジェクトを第2種再生医療等技術に移行、審査・承認
・自己培養骨膜シートを用いた歯槽骨再生研究
・培養自家骨膜細胞を用いた歯槽・顎骨再生
・重症虚血肢患者に対する体外増幅自己赤芽球移植による血管新生治療
・重症虚血肢患者に対する自己骨髄単核球移植による血管新生治療
平成28年 日本輸血・細胞治療学会 輸血機能評価認定(I&A取得)
平成29年 当センターでの院内細胞製剤の一元管理開始
(再生医療等製品(薬剤)・再生医療等製品(医療材料)・治験製剤の取り扱い開始)
一元化により新規に細胞製剤の取り扱い依頼増加。

外部機能評価と専門資格

当センターで取得している外部評価

教育・資格取得

当センターは日本輸血細胞治療学会/日本造血細胞治療学会認定「細胞治療認定管理師」および日本再生医療学会認定「臨床培養士」の資格取得が可能です。
また、その他の日本輸血・細胞治療学会および日本再生医療学会により制定されている各種認定資格についても取得可能となっています。

本センターには、

  • 認定輸血検査技師(日本輸血・細胞治療学会認定)2名
  • 細胞治療認定管理師(日本輸血・細胞治療学会/日本造血細胞移植学会認定)3名
  • 臨床培養士(日本再生医療学会認定)2名

がおります。
ご興味のある方はお問い合わせ下さい。