輸血・再生医療部門

患者様へ・再生医療の実例

インプラント治療を可能にする顎骨再生医療/厚生労働省ヒト幹細胞臨床研究審査承認

歯槽骨・顎骨の再生細胞療法

インプラント治療を困難にする症状

歯周病などが原因で歯を失った後に土台となる歯ぐきの内側にある骨(歯槽骨)が高度に吸収されて薄くなってしまった場合、土台の骨をもとの厚みに戻すことが一般に難しいとされています。そのため、多くの患者さまがインプラント治療による歯列の再建をあきらめなければならないのが実情です。
このような場合、歯科医師から“インプラント治療は難しい”と言われてしまいます。(図1)

土台となる上あごの歯槽骨の厚みの不足(矢印)のため、インプラント(人工歯根)の使用ができない状態。

※歯科インプラント治療とは…
チタン製人工歯根をもちいるインプラント治療は失われた歯を自分の歯のように再建し、食べる・話すことに加え、見た目も美しい有効な治療法です。近年、歯科治療において広く用いられています。

自家細胞を用いた歯槽骨の再生療法

患者さまご自身から自家骨膜を採取、培養します。 培養した培養自家骨膜を骨欠損部へ移植し、インプラントの土台として充分な厚みと高さを再生させることにより、一般に難しいとされるインプラント治療を可能にします。(図2-1~3)

■歯槽骨が不足している状態:吸収が高度に進んでしまうと、一般の骨移植では歯槽骨の再生が非常に困難です。/■自家骨膜細胞による歯槽骨再生:培養自家骨膜細胞を併用することによって、良質な歯槽骨再生が確実に行えます。/■歯槽骨の高さと幅の再生:培養自家骨膜によって、従来は難しかった高度歯槽骨吸収の高さと幅の再生が自在になり、そしゃく、発音、審美的に良好な歯列の回復ができます。
治療結果

土台となる顎の骨がほとんど無くなってしまった患者さまでも、培養自家骨膜を用いることによって、年齢や性別に関わらず良質な土台の骨(歯槽骨)を再生することが出来、インプラント治療が受けられるようになりました。(図3) さらに、自家骨の採取量を減量できるので、顔の腫れなどの副作用を軽くでき、入院や通院日数を減らすことも可能です。

■治療前:培養して増やしたご本人の骨膜と骨の元を移植します/■治療後:インプラント(人工歯根)によって回復された歯列

 

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