新潟大学医歯学総合病院 輸血・再生・細胞治療センター

自己血輸血について

自己血輸血はご自身の血液を事前に採取または再利用する輸血法です。自分の血液を使用することで、輸血に伴う副作用の発生リスクを軽減することが可能です。貯血式自己血輸血、希釈式自己血輸血、術中・術後回収式自己血輸血がありますが、当院ではいずれの方式にも対応することが可能です。また、それぞれにマニュアルを作成し、品質保証および品質の均一化に務めています。

1.貯血式自己血輸血

手術前に患者さん自身の血液を採取・保存しておき,手術時に使用する方法です。当院では全血のみによる貯血ですが、歯科、産科、整形外科の多くの症例で利用されています。

2.希釈式自己血輸血

手術室で麻酔後に患者さん自身の血液を採取し,その分を生理食塩液などで補います。体内の血液は希釈されますが,採取した血液を手術中や手術後に体内へ戻すことで、実質的な出血量を減少させることが可能です。

3.回収式自己血輸血

手術中や手術後に出血した血液を機械的に回収し、回収した赤血球を洗浄または濾過したのちに体内に戻す方法です。

当院の貯血式自己血の施行件数

当院の貯血式自己血の施行件数

自己血採血室について

患者さんにリラックスして採血して頂けるよう環境整備をしています。救急カートなど救急処置のための設備も常設してあります。万が一患者さんに重篤な副作用が発生し、緊急に応援要請が必要な場合には、主治医以外の医師を含めた医療スタッフが駆けつけられるようスタッフコールが設置してあり、安全面も十分に配慮されています。