新潟大学医歯学総合病院 輸血・再生・細胞治療センター

輸血治療に伴う検査

輸血を行うにあたっては、輸血関連検査(ABO,RhD血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験)を行う必要があります。輸血・再生・細胞治療センターでは全自動輸血検査装置としてイムコア社のECHOという検査装置を使用し高感度な検査を行っています。特殊な輸血検査は試験管法で実施する必要がありますが、熟練した輸血専任技師により正確かつ迅速に臨床側へ結果を返す体制となっています。

全自動輸血検査装置ECHOによる測定

全自動輸血検査装置ECHOによる測定血液型は直接凝集法、不規則抗体検査はCapture法を原理としたプレート法を採用した装置で、臨床的に重要な不規則抗体を高感度に検出可能です。検体や試薬はバーコード管理されているため、取り違えや分注ミスがありません。

マニュアルによる測定

各メーカーより様々な全自動輸血検査装置が発売されていますが、今でも輸血検査の基本は試験管法です。全自動輸血検査装置で異常と判定された検体は、全て試験管法によるマニュアル検査で精査を行います。

輸血関連検査

1.血液型検査

ABO式血液型、Rh式血液型以外にも多くの亜型の判定が可能で、主治医へ速やかに報告できる体制を構築しています。

2.間接抗グロブリン試験(不規則抗体検査)

血液型と共に安全な輸血を行うためには必須の検査です。手術歴や妊娠歴のある患者さんでは不規則抗体が認められることがあります。不規則抗体を認める場合には遅発性溶血性副作用防止のために、輸血可能な適合血を準備し供給します。

3.交差適合試験

赤血球輸血の際に、患者さんの血液と輸血する日赤血を実際に体外で反応させ、異常反応が見られないかを確認します。

4.輸血後感染症検査

輸血後3ヶ月でのB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、HIVウイルスなどの感染症検査が推奨されています。適切な検査時期に検査が出来るよう主治医の先生へ当センターから通知をさせて頂いています。

各種検査件数

  血液型検査 間接抗グロブリン試験件数 交差適合試験
2012年 8,536 件 6,746 件 3,605 件
2013年 8,514 件 7,022 件 3,542 件
2014年 8,572 件 6,922 件 3,448 件
2015年 9,219 件 7,423 件 3,362 件
2016年 9,556 件 7,372 件 3,630 件
2017年 10,018件 7,374 件 3,313 件
2018年 9,887 件 7,806 件 3,287 件