新潟大学医歯学総合病院 輸血・再生・細胞治療センター

輸血細胞治療が活躍する分野

化学療法の救援サポート

効果と安全性を重視した適切な治療をおこないます。

抗がん剤を用いた化学療法では、副作用として貧血や血小板減少症などの血球減少が起こり、赤血球輸血や血小板輸血を必要とすることが多くあります。このため、安全な治療を行っていくには輸血はなくてはならないサポート治療となります。また、頻回の輸血によって輸血に関連した様々な副作用が起こることがあり、迅速な対応が求められます。副作用発生時には当部門が窓口となり、原因究明にあたります。

手術、産科医療

院内と連携し、迅速で安全な輸血を提供します。

手術、出産の際には大量出血により、多くの輸血を必要とすることがあります。その際には輸血用血液の確保と供給を迅速に行う必要があり、手術部や産科と当部門および赤十字血液センターと連携し患者さんへの輸血を可及的速やかに対処できる体制を構築しています。

血液製剤の緊急出庫

レベル1の緊急コードは輸血が切迫した状況であり、発令後10分以内に血液を臨床側へ届ける体制としています。

 

救急医療

緊急時の処置に対応すべく24時間体制を敷いています。

当院では高次救命救急災害治療センターを有しており、当部門は緊急を要する輸血に日常的に関わっています。時間的猶予のない緊急輸血に関しては緊急輸血マニュアルや緊急度コードを策定し、迅速な血液供給を24時間体制で実現しています。

新生児医療

新生児では一回の輸血量が少ないため、1つの血液製剤を無菌的に分割して数回に分けて輸血することで、血液の有効利用と輸血が原因の感染リスクを低減させることができます。当部門ではマニュアルに沿って厳密に分割操作を行なっています。また、分割した製剤に対しても輸血前の製剤認証ができるようなシステムとし、安全性に関する体制整備も行っています。

災害医療

災害発生時には輸血を必要とする外傷患者が多く発生することが推定されます。このため、院内の災害マニュアルや災害訓練を通して、災害時の血液供給体制を考えていく必要があります。災害時の輸血については、当部門が病院、赤十字血液センター、県と迅速に連携できるように対策を構築しています。